12. 時間も場所も選ばない より近い教育環境作り2015.07.09

12. 時間も場所も選ばない より近い教育環境作り

近年は大学教育を取り囲む環境も大きく様変わりしている。学びが大学の中だけで完結するとは限らず、海外に新しい発見の場を求めて短期留学を選択する学生も多い。
こうした物理的な距離や体調不良などの理由で大学に通えないものの学びたいという身体的な事情などを克服するのはITが持つメリットの真骨頂だと言っても良いだろう。そんなITの威力をeポートフォリオに落とし込むと、どうなるのか考察してみよう。

留学期間も休学することなく学びの連続性を確保

グローバル化の進展に伴い、卒業後のキャリアを見据えて留学を検討する学生は非常に多い。本格的な留学となると何かとハードルが高いかも知れないが、短期留学程度であれば多くの学生が一度は検討したことがあるのではないだろうか。
このように外向きな思考は卒業後のキャリアを考えた際にとても有益だ。eポートフォリオは、そんな学生の外向きな思考を支援してくれる。留学先の海外からであってもネット環境があれば国内にいるのと全く同じ感覚で教員や学生同士のコミュニケーションが可能で、課題提出などにおいてもハンディは無い。
むしろ、テーマを持って海外の刺激を受けたことによって学びの幅が広がるはずだ。それをeポートフォリオで共有すれば本人だけでなく、他の学生にとっても有益な経験や情報となるはずだ。

体調不良、病気でも学びたい人の願いをかなえるeポートフォリオ

病気や怪我など長期の療養を要する場合、これまでであれば「学校に通えない」ことはそのまま休学や退学など学びを諦めることを意味していた。しかし、eポートフォリオがこうした物理的なハードルを取り除いてくれるため、自宅にいながらにして全く遜色のない教育機会を得ることができる。
これは短期的な体調不良だけでなく、先天的なハンディを持つ人にとっても平等に教育機会が得られるため、画期的なメリットと言える。

時と場所を選ばない新しい学びの形を実現

時と場所を選ばず学べる、仕事ができる、さまざまなサービスが受けられるというのは、コンピューターが発明された時から目指してきた理想の社会像だ。インターネットの普及やモバイル端末、ウェアラブル端末の進化がこうした理想の未来を着々と現実のものとしており、eポートフォリオはその線上にあるものだ。
すでにeラーニングなどではさまざまな形の学びが模索されているが、それが大学教育に波及することで、より自由で柔軟な学びが実現することは間違いない。その中心にいるのが、eポートフォリオだ。

この記事のまとめ

時間や場所、距離、身体的ハンディなど、あらゆる障壁を取り除いてくれるITの恩恵はeポートフォリオという形で大学教育を根本的に変えようとしている。もっと自由に学びたい人を応援してくれる革命的な変化に期待は高まるばかりだ。

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