14. 導入効果にはこんなものもある2015.08.06

14. eポートフォリオの導入効果にはこんなものもあるeポートフォリオが登場した当初は、提出物のチェックなど煩雑になりがちな業務を省力化することに目的の主眼が置かれていた。しかし、ツールの進化や用途の拡大によって役割が大きくなり、学生の学習傾向を分析したり、学業へのモチベーションを向上させるようなツールへと変貌を遂げた。

しかし、導入効果はこれだけではない。まだまだあるポートフォリオサービスの導入効果をご紹介しよう。

一括管理で教務を抜本的に改善

ポートフォリオに限らず、一括処理はさまざまなITツールに共通する便利な機能だ。同じことを何度もしなくて済む上に、条件に従って必要な処理を正確に行ってくれるので、省力化だけでなくミスや、それによる二度手間も防いでくれる。

例えば、教員の急な事情による休講などが発生したとしよう。従来であれば学内の掲示板に告知をするのが一般的だったが、その授業のためだけに登校してきた学生にとっては無駄足となってしまう。ポートフォリオサービスを活用すれば対象となる学生に対して正確に告知を瞬時に行えるため、実際に使ってみるとこの便利さや快適さはとても大きな意味を持つ。

また、最近よくあるメッセージアプリのように「既読」を表示する機能を備えているシステムもあるため、対象となる学生がその告知を見たのかどうかを知ることも可能だ。
ここまで効率良く周知徹底ができるのは、eポートフォリオならではだろう。

業務量の軽減と人件費の節約効果

学生の学習管理や勤怠管理などをポートフォリオに一元化するメリットは、その業務量を比較すると一目瞭然だ。従来の管理業務であれば、人数の多い学生の管理はその内容も多岐にわたるため、多くの人員を配置しなければならない。

その一方でポートフォリオに一元化すると、その中で全ての管理業務が完結するため、少ない人員でよりボリュームのある管理業務が可能になる。それでいてメンテナンスや保守といった業務は、多くのeポートフォリオが採用しているクラウド型サービスであればサーバーを保有する必要もないため、ハードウェア周りの業務はほぼ全てアウトソーシングできてしまう。

人件費の節約効果とポートフォリオのランニングコストを比較したら、その差は比較するまでもない。

営業面、集客面への寄与という二次的な効果も

導入がもたらす省力化や業務改善は一時的な効果だが、それによって教員は本来の業務に専念できるようになり、教育内容の全体的な底上げが可能だ。このことは中長期的には大学の魅力(集客力)を高めることにつながるため、営業面への寄与という二次的な効果も期待できる。

ITがもたらすメリットの本質は、実はこういうところにあるのだ。

この記事のまとめ

学生の管理業務を省力化して業務改善に寄与するeポートフォリオには、周知徹底の効率化や人件費の節約効果なども期待される。さらに、それぞれのスタッフが本来の業務に専念できる環境が生まれるため、中長期的には集客面、営業面への寄与というITが持つ本質的なメリットも享受できるのだ。

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