10. ポートフォリオサービスの導入にかかる妥当な金額はこのあたりが目安だ!2017.10.30

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eポートフォリオを導入したいんだけれども、価格がさっぱり分からない、平均価格が知りたいという声を聞く。

実は、eポートフォリオの費用体系は分かりにくい。なぜならばサービスや種類が異なると、費用体系も大きく違ってくるからだ。

システム導入が必要かどうか

ポートフォリオサービスをシステムそのものから提供するベンダーもある。導入先の要望を聞いて、0からシステムを開発、そのシステムは専用サーバーで運用される。時間もコストもかかり、費用が1千万を越えることもある。

これに対して、クラウドサービスでは、すでに開発されたシステムによるeポートフォリオサービスを利用する。導入時の開発費用やそのための時間は不要であり、月額費用を各ベンダーの体系に応じて支払うことになる。

初期費用は高くてもメリットもある

システム開発・導入は確かに費用が高いが、機能面やデザイン面、ユーザビリティなどでも、オーダーが可能であり、使いやすさを追求できる。

しかし、システムを運用するサーバーはレンタルとなり、そのレンタル費用や保守費用なども決して安くはない。

実際に導入してみて、コストはかかったが、それだけに全学的に利用に力を入れ、学生や講師の満足度も高く、効果はあったと感じる教育機関も少なくない。

コスト面ではクラウド型が導入しやすい

初期費用を抑えて、「利用料を支払う」という感覚で使えるのが、クラウド型サービスである。既存のシステムを利用するため、ある程度カスタマイズはできると言っても、システム開発導入のような自由度はない。

何をしたいのか?

費用で考えるというよりも、eポートフォリオ導入においては、「何をしたいのか?」を導入側がしっかり考えなければいけない。実際には誰も使わない機能がある、使うと現状よりもかえって仕事が増える、学部によって利用度や利用法が異なるなど、現場には合わない仕様も存在する。

クラウド型の月額利用料も、利用者数、利用機能、料金体系などによって異なるが、数十万円単位から一般的である。費用と内容とを考えて計画することが、先決である。

eポートフォリオを知ろう 10

短大や大学などが、どのようなeポートフォリオを導入し、どのように利用しているか、私立大学情報教育協会が資料を公開している。また、同協会サイトでは、ポートフォリオ・eポートフォリオについての研究発表を検索することもできる。
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公益社団法人 私立大学情報教育協会 分野別研究発表の検索にて、「ポートフォリオ」での検索結果。(2017/10/27)

【参考資料】公益社団法人 私立大学情報教育協会 大学情報システム研究委員会「学修ポートフォリオシステムの導入・活用等の参考指針」

この記事のまとめ

eポートフォリオ導入の費用は、「ポートフォリオで何をしたいか?」「誰が使うか?」「既存のシステムとの連携は?」など、導入側の計画で大きく変わる。導入年次に1千万規模の予算が必要なこともあれば、年額のランニングコストのみで済むこともある。まずは、ポートフォリオに対する理解と計画を考えることが先だ。

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