12. 時間も場所も選ばない より近い教育環境作り2018.02.08

12. 時間も場所も選ばない より近い教育環境作り

英米の大学で語学研修、イギリスで現地の大学生と共にフィールドワーク、デンマークで社会福祉の見学と研修、フランスで調理実習など、大学や教育機関がカリキュラムの一部として実施する海外研修が増えている。

魅力的な海外プログラムの提供が、学生募集の成否につながる場合もあり、1、2週間の短期から1年留学まで、様々なプログラムが見られる。

海外にいても、日本での学びが持続できる

長短期の海外プログラムや留学時に、「日本の大学では今、何をしているのだろう」と気になる学生は少なくない。特に、就職関連のプログラムは、1年次から始まることも多く、自分だけ遅れてしまうような気持になりやすい。

しかし、海外からでもインターネット環境さえあれば、eポートフォリオを利用して、配布資料を共有したりセミナーの様子をビデオで見たりといったことが可能だ。もちろん、日本にいる教員やスタッフとのコミュニケーションも、とりやすい。

実際、留学先で「福祉施設で日本紹介してほしい」、「大学内でのボランティアに応募したい」など、どうすればよいか、参加したほうがよいだろうか、できるだろうかと、迷う学生が、個人的に教員やスタッフに連絡してくることも少なくない。eポートフォリオによって、対個人ではなく、全学として対応できるようになる。

海外研修や留学でのeポートフォリオ利用は、学校側にとってもプラス面が多い。このようなつながりが無い場合は、帰国後の学生から写真やビデオを借りる、アンケートをとる、レポートを書いてもらうなどといった作業を行い、さらにそれを編集して次年度学生用の資料やビデオを作成していた。

eポートフォリオ利用で、参加学生がどこで何をしているか、入学希望者、参加検討中の在学生や、その保護者などが、いつでも見ることが可能だ。さらに、海外研修や留学情報が、参加学生それぞれの学部や専攻、選択した授業、学内外での活動などの情報と共に見ることで、より理解を深めることにもつながる。

通学できないときこそ、eポートフォリオ

大学や専門学校など教育機関は、在学中に長期入院や療養などが必要な学生に対して、ある程度、欠席がカバーできる制度を定めていたり、委員会で検討して配慮をしたりする。しかし、学習内容については通学できるようになってからの、本人の努力にかかっていることが多い。

このようなときに、eポートフォリオ利用によって、病院や自宅でも学びを続けることができれば、長期欠席後の休学や退学を防ぐことができるだろう。

この記事のまとめ

国内、海外問わずに学んでいる場所の違いから生じる差を取り除いてくれる教育ITの一つが、eポートフォリオの存在だ。また、「通学」という形態にこだわらず、教育を可能にすることも、eポートフォリオに期待されている機能だ。

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