15. ポートフォリオサービスのカスタマイズ方法2018.04.20

15. eポートフォリオのカスタマイズ方法

高校までの教育は、科目にしても科目内容にしても、ある程度共通性がある。たとえば、書店に行けば、一般的な教科書の参考書、教科ごとの問題集、そして受験用問題集など、それほど大きな差はない。

したがって高校までの現場では、全国どこの高校でも同じような成績管理システムが利用可能だ。

しかし、大学など高等教育機関では、それぞれの機関で設置科目も区分も内容も対象人数も、大きく異なり、同じ大学でも学部や専攻によっても違いはあり、それに対応するシステムも可変性が求められる。

ポートフォリオサービスもカスタマイズが必要

全学として同一eポートフォリオサービスを同一に使うことができれば、管理はしやすい。しかし、実際に教える教員や使う学生が、「これは使いにくい」と思ってしまったら、使われないサービスになってしまうだけだ。

せめて同じサービスであっても、どのように使うかということに合わせて、柔軟なカスタマイズができることが、望ましい。

eポートフォリオを何に使うか

教育現場を考えれば、eポートフォリオ導入にあたっては、「あれもこれも出来ます」や「これだけの機能があります」に幻惑されてはならない。「課題配布と提出、その記録とフィードバックの共有」、「履修者全員に読ませたい資料の共有とインタラクティブなコメントのやりとり」「プロジェクトの進行記録・把握」など、個別に絶対使いたい機能を考えるべきだ。

eポートフォリオサービスの導入は、まず「絶対に使いたい」ニーズを持つ現場で使い、全学部や全学への普及は、先行する現場での使用状況・結果から考えたほうがよいとも言える。

そしてニーズから考えていくならば、eポートフォリオサービスの第一歩は、カスタマイズの幅が広く柔軟であり、使う側に「押し付けない」サービスを探すことであろう。

カスタマイズのためにニーズをまとめる

「何に使いたいか」、それは個々の学部、科目、教員などで異なる。「使いたくない」「使う必要がない」を含め、現場のニーズを丁寧に見ていくことが大事だ。この過程で、それぞれがどのような課題や改善点を持っているかが、実は見えてくる。

新しいサービスを導入し、それを活用していくためには、このような現状把握とその共通認識を育てることが重要だ。問題を共有化することで、全学としての改善にもつながっていく。

この記事のまとめ

同じ教育現場は2つとして存在しない。その事情を踏まえてeポートフォリオはカスタマイズの柔軟度が高い製品を選びたい。カスタマイズの柔軟度が高いほど現場にマッチしたシステムが手に入るだけでなく、導入時に現状抱えている問題や課題の洗い出しを行う良い機会となるはずだ。

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